朝来市山東町にて ②
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ここ朝来市山東町での若州人形座公演 竹人形文楽『越前竹人形』が無事終わりました。
山東町文化協会設立25周年記念事業として今回呼ばれたわけですが、ほんとうにたくさんのお客さんに観ていただけて、嬉しかったです。
地域柄、ある年代層のお客さんが多かったのですが、お芝居の反応も(あ、ここで笑いがくんのや…)みたいなのもあって、人形を遣ってても新鮮でした。
昨晩、公演後に、主催者の方を交えて懇親パーティーというか食事をご一緒したんですが、その時の話から、いろいろ町のことも伺えて興味深かった。

例の瓦屋根のシャチホコの話だけど、
なんでも、町の人たちにとっては、瓦屋根のシャチホコはあまりにも当たり前に見慣れた光景であって特に珍しいともなんとも思われてないんだそうだ。
外から訪れた人が皆…口を揃えたようにシャチホコのことをおっしゃるので、このシャチホコは珍しい光景なんだと逆に再認識されているのだそう。

昨日と今日、本番の合間の空き時間を盗んで、町に散歩に出て眺めてみたら、いろいろ面白いことにも気付く。

● シャチホコのある家の屋根は、大抵艶のあるピカピカした黒
  瓦葺きであること。(写真①)
● 鬼瓦は鬼の顔ではなく七福神の〈ゑびす様〉の顔であること
  。(写真②③)
● 門の屋根瓦には何故か黄色の鳩のオブジェが外向きにくっつ
  いてること。(写真④⑤)etc

これらのことが、注意深く見れば何軒にも見られて印象深い。

シャチホコについては、近くの生野の銀山が江戸時代に幕府の天領であったことと関係あるのでは(!?)というMさんの話を伺いました。そうなのかもね。当時の郷の人々が、天領であることを何かしら誇って屋根の棟にシャチホコを上げたのかもしれません。

〈郷〉の名残の残る土地に来ると、なんだか昔日の在り様に想像が羽ばたき、タイムスリップしたような(というのはおおげさだけど)感覚を覚えて楽しい。
およそ生活の匂いというものもあまり感じられない雰囲気の町だなぁと思う。陽が山に隠れれば、真っ暗な闇の中に町全体が深く沈む。午後7時という時間が、ここでは午後11時くらいの時間帯にも思われる。

し~んと夜の帳がおりた山の中で、野鹿の乾いた鳴き声が一声、長めに響いた。

(10月21日)
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by mop-okamura | 2007-10-22 11:30
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