<   2007年 10月 ( 13 )   > この月の画像一覧
イプセン
b0087245_0573675.jpg

来月9日~11日、大阪・中崎町コモンカフェにて、ザ・イプセンズ公演『アン・エネミー ~イプセン作 「人民の敵」より~』に出演することになりました。
もうすぐですね。

コモンカフェ、懐かしいな~。
ここで芝居したのは、もう2年前になるねぇ。
冬乃もみじさんとの二人芝居だった。『明日のことはわからない』(←翻訳、邦訳未刊行のテネシー・ウィリアムス作品。たぶん、これが本邦初公演)っていう、ちょっとブルースの香り漂う、大人の二人芝居をここで演りました。

当時、コモンカフェでのお客さんの近さは私にとって脅威的で、ステージのツラを歩くとお客さんの膝に当るくらいだったのをよく覚えてます。椅子に掛けると、お客さんの目線とほとんど一緒だし、めっちゃ目が合う目が合う。ほんと緊張したなぁ。心臓バクバクでした。
またあそこでやるんだな~。

今回はイプセンです。
T氏のプロジェクトはいつもそうなんだけど、古典を扱うに、既成の台本で上演するのではなく、実際に洋書にあたって、自分の言葉(現代口語というか日常語)で逐一新訳し直した台本で上演されます。だからセリフのひとつひとつが2007年現在のコトバだし、そのコトバから滲みでてくる人間の葛藤なども、現代風な馴染み深い現れ方・匂い方で立ち上がってくる。きっと古典作品中の登場人物が2007年現在に生きてたら、こんな会話やこんなやりとりになるんだろ~な~、って感じさせる台本になってます。
「古典」という名の、“ラフな現代シーン”が舞台に現れるにちがいない。
そして、
演出によると、今回の戯曲のテーマは、ボブ・ディラン or 吉田拓郎なんだそうだ。

優れた古典劇を演る時いつも思うんだけど、
ニンゲンが抱える悩みや苦しみに昔も今もなく、ニンゲンっていつの時代も皆同じなんだな~って思う。それがまた愛しいね。

あ、そうそう。
今回の私の役は、またまた老人(!?)
まぁ、オールド・ジョーほど、ヨボヨボじゃないけどね。(笑)
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-27 00:57
紙芝居屋さん
b0087245_18201394.jpg

(写真) 幼稚園の廊下にあった掲示板。本日は、誕生会と紙芝居
    屋さんの日です。

幼稚園での紙芝居。
私たちの出番は〈お誕生会の時間〉の後のお楽しみで、0~6歳児たちの前で2作品演ってきました。

100人もの園児達が集合すると言うんで、当初、めっちゃガヤガヤするやろな~と予想してたけど、いざ開演の運びに及べば、本当にお行儀の良い園児達で、紙芝居の上演環境としては恵まれていました。ホッ。

生(ライブ)の園児たちの素直な反応が、やはり新鮮で楽しい!

終演後、
先生の『園児たちと一緒に給食を食べていって下さい。』という(私達にしたらあんまり慣れてないちょっと意外な)お誘いもあって、6歳組の園児たちの教室にオドオド伺う。

我ら3人、園児たちと同じテーブルに一人一人個別に着くやいなや、もう質問攻め!質問の嵐だ(笑)!箸を動かしてる暇もない(笑)
めまぐるしい!

『なぁなぁ、あれは何でああなったん?』

『なぁ、何で?何で~?』

まったく人見知りしない元気いっぱいの園児たち。

聖徳太子ばりに、あっちこっちから飛び込んでくる同時質問にひとつひとつ答えながら、園児たちの物語読解力やその観察力に舌を巻いた。
(う~む…、ホントよく観てるなぁ…)
そして、瞬間瞬間に見たものを記憶し続ける力にも。

私達がやってる紙芝居は“飛び出す紙芝居”と銘打った立体紙芝居。 だから、手品のような仕掛けやカラクリがいろいろあるんだけど、そういった手作り感満載のアナログな仕掛けに、園児たちの関心が集まったことも嬉しかった。

それにしても
園児たちの失速なしのハイテンションパワーは凄まじい(笑)

保母さん、ほんとにご苦労様です。

運動場を横切って帰ってゆくと、園舎の窓越しから園児たちの「ばいば~い」という元気いっぱいの声が追いかけてくる。
こちらも両手で大きく手を振り返し、後ろを振り返り振り返りしながら皆の姿を後にしました。

帰りはもう!解放感でいっぱいです(笑)。
車ん中で今日の本番の成果を検討しつつ、上演レパートリーを増やそう!と、わいわいガヤガヤ。
次は、何か華やかなお話をつくりたい。

3人でいろいろ「こんな話は~」と出しあってみるが、意外に、そういう華やかな話が“おはなし”には少ない気がする。

まずは、物語さがし、からですね。
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-24 18:20
朝来市山東町にて ②
b0087245_1130437.jpg

b0087245_1130433.jpg

b0087245_11304332.jpg

b0087245_11304449.jpg

b0087245_11304473.jpg

ここ朝来市山東町での若州人形座公演 竹人形文楽『越前竹人形』が無事終わりました。
山東町文化協会設立25周年記念事業として今回呼ばれたわけですが、ほんとうにたくさんのお客さんに観ていただけて、嬉しかったです。
地域柄、ある年代層のお客さんが多かったのですが、お芝居の反応も(あ、ここで笑いがくんのや…)みたいなのもあって、人形を遣ってても新鮮でした。
昨晩、公演後に、主催者の方を交えて懇親パーティーというか食事をご一緒したんですが、その時の話から、いろいろ町のことも伺えて興味深かった。

例の瓦屋根のシャチホコの話だけど、
なんでも、町の人たちにとっては、瓦屋根のシャチホコはあまりにも当たり前に見慣れた光景であって特に珍しいともなんとも思われてないんだそうだ。
外から訪れた人が皆…口を揃えたようにシャチホコのことをおっしゃるので、このシャチホコは珍しい光景なんだと逆に再認識されているのだそう。

昨日と今日、本番の合間の空き時間を盗んで、町に散歩に出て眺めてみたら、いろいろ面白いことにも気付く。

● シャチホコのある家の屋根は、大抵艶のあるピカピカした黒
  瓦葺きであること。(写真①)
● 鬼瓦は鬼の顔ではなく七福神の〈ゑびす様〉の顔であること
  。(写真②③)
● 門の屋根瓦には何故か黄色の鳩のオブジェが外向きにくっつ
  いてること。(写真④⑤)etc

これらのことが、注意深く見れば何軒にも見られて印象深い。

シャチホコについては、近くの生野の銀山が江戸時代に幕府の天領であったことと関係あるのでは(!?)というMさんの話を伺いました。そうなのかもね。当時の郷の人々が、天領であることを何かしら誇って屋根の棟にシャチホコを上げたのかもしれません。

〈郷〉の名残の残る土地に来ると、なんだか昔日の在り様に想像が羽ばたき、タイムスリップしたような(というのはおおげさだけど)感覚を覚えて楽しい。
およそ生活の匂いというものもあまり感じられない雰囲気の町だなぁと思う。陽が山に隠れれば、真っ暗な闇の中に町全体が深く沈む。午後7時という時間が、ここでは午後11時くらいの時間帯にも思われる。

し~んと夜の帳がおりた山の中で、野鹿の乾いた鳴き声が一声、長めに響いた。

(10月21日)
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-22 11:30
朝来市山東町にて ①
b0087245_11295465.jpg

b0087245_11295530.jpg

b0087245_1129553.jpg

b0087245_11295540.jpg

b0087245_11295534.jpg

公演地、朝来市山東町の屋根瓦。
シャチホコの屋根瓦があちこちの家に見られる。

面白い光景だ。

公演日が土日ということもあるのか、あまり出歩いてる人の姿を見掛けない。車の通過はあっても人通りはほとんど無い。町を歩いてる自分が、なんだかすごく目に立つ。余所者まる出しである。

人の家の屋根瓦を塀越しにパチパチ写真に撮ってる自分が、なんだかかなり怪しい人のようにも思われる。

「不審者に注意」という立看板に道で出くわし、その真横でカメラを構えてて、思わず苦笑(笑)
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-22 11:29
山の秋の匂い
b0087245_12232923.jpg

b0087245_12232987.jpg

b0087245_12233028.jpg

b0087245_12233087.jpg

朝、宿泊所を出たすぐの所に野鹿が来ていた(写真①②)。我らの足音にピクッと反応して両耳を立て、次の一瞬、バネのきいたしなやかな動きでピーンッと跳ね上がった。

ゴルフ場の芝生の新芽を食べに来るんだそうだ。

山道には栗のイガが落ち、ちょっと色付きかけてきたドングリも木に実っている(写真③)。

駐車場の車の下にはスズメバチがのろのろ這っていた(写真④)。

昨日あたりから、めっきり寒くなってきたなぁ。

山々にぐるりと囲われたここ山東町。この辺りももう少しすれば、紅葉の綺麗な秋山になるんだろ~なぁ。
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-21 12:23
朝来市入り
b0087245_2374211.jpg

b0087245_237437.jpg

(写真) 車窓から撮った町の標識。朝来市山東町に入りました~♪

雨ん中、ずぶ濡れになりながら福井県一滴文庫で荷積みし、今は、兵庫県朝来市に来て、明日の公演に備えています。

一見ここは、のどかで雅やかな山間の町。
鄙びた雰囲気に包まれたよくある田舎の風景なんですが、ちょっと個性的というか目を見漲らされるのは、旧道沿いに連なる家々の屋根瓦だ

なんとなんと、どの家もどの家もその屋根瓦にシャチホコがついているのだ!
おぉ~♪まるでお城の天守閣の屋根みたいだ。

灰暗色のシャチホコが連綿とつづく瓦屋根の景色は、昔日の名残というか、いずれは豪農旧家の徴(しるし)?、家屋敷のたたずまいに“威”が感じられ、自然とこの山間の郷に住む人々の気質にも思いが至り“剛毅”という言葉も思い浮かぶ。

それにしても、なんでシャチホコが?
どんな言われがあるのだろう?

かなり気になる。

あ!今、鹿が遠くの何処かで鳴いた。

今日、主催者の話で「最近ここら辺りでよく野鹿が出る」とお聞きしたばかり。
今、ゴルフ場もある山の上のペンション風ログハウスに泊っています。

野鹿の、乾いた寂しげな声が、郷愁を誘う。

(10月19日)
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-20 02:37
デザイン
b0087245_2354121.jpg

久しぶりにチラシのデザイン画を手掛けてたんだけど、今日の打ち合わせでOKをもらった。
なんやかやと追われて、なかなか打ち合わせの時間が取れなかったんで、私個人のイメージばっかりがムクムク膨らんで勝手に暴走(?)し、こんなんで果たしてOKを貰えるかどうかちょっと不安もあったけど、
『デザイン画の表情をもうちょっと子供っぽく優しくしてほしい』
というぐらいの変更だけで済み、大枠の手直しは無し!
良かった~♪♪

(写真)がそれなんだけど、まだ色指定する前だから、ほんとにモノトーンの原画のまんま。

ふう。

片の荷がひとつ下りました。

ちょっと安心。

久しぶりに描きなぐってみたけど、
絵を描くのは、やっぱり楽しい(^_^)
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-18 02:35
春と秋の風景
b0087245_18465955.jpg

b0087245_1847029.jpg

b0087245_1847185.jpg

b0087245_1847538.jpg

b0087245_184769.jpg

竹人形文楽『越前竹人形』の福井県おおい町での公演が無事終わりました。
観に来て下さったたくさんのお客様、ありがとうございました!

今週末の兵庫県朝来市での公演まで、ちょっと間が空くので、ひとまず帰京です。

おおい町では今、桜がちらちら咲いてます。
その桜の向こう側には、ススキがそよそよと秋風に吹かれて気持ち良さげにたなびいています。

春と秋のコラボレーション。

なんか不思議な景色だなぁ。

(写真①②③) 桜。
       桜とススキが同じ景色の中にあって、ヘンなカンジ
  (写真④) 劇場の扉につかまってたカマキリ。でかい!
  (写真⑤) “おりん地蔵”の頭の上にチョコンととまってる
       赤トンボ
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-15 18:46
山川登美子
b0087245_12374381.jpg

b0087245_1237445.jpg

b0087245_12374490.jpg

b0087245_12374538.jpg

b0087245_1237457.jpg

朝イチで一滴文庫を抜け出して、海辺街・小浜市へ車をとばす。

今日は天気が崩れるという話だったけど、陽もでて明るいし、日本海の灰色の海も真っ平らで静かだ。

小浜市は、
11月末の劇団未来公演『やっぱり好きやねん』の芝居に出て来る歌人、山川登美子の故郷である。
せっかくの機会だし観ておかなきゃね。

発心寺(写真①)という山裾の禅寺を訪ね、裏の墓地の最も奥まった場所に、山川家の墓所を発見。僧堂のある禅寺なので、朝イチのお勤めの庭掃除だろうか?箒で掃いたり苔むしりをする修行僧の方達の姿が目につく。
さすが由緒正しき藩士の出だけあって、山川家の墓所は立派なもんだ。
若くして亡くなった山川登美子の墓は小さく、山川家代々の墓石群の隙間にひっそりと奥ゆかしくあった(写真②③)。

次に、街中におりて、生家跡をたずねる。生家跡は今年の4月から山川登美子資料館となって一般に公開されていた(写真④)。
ナイスタイミング!

登美子さんのお洒落な着物や愛用品の数々、琴や守り刀などの展示もあって興味深い。
辞世の筆蹟や臨終の部屋もあって、登美子さんの面影が色濃く残る屋敷だと思った。

海と山の迫った小浜の景観を眺めながら、明治という時代を想った

さあ、ひと戻りして、

今日の『越前竹人形』の本番、頑張るぞ~!
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-14 12:37
初日本番
b0087245_1246219.jpg

b0087245_124627.jpg

b0087245_1246325.jpg

(写真①) 若州一滴文庫 正門
(写真②) 右手の建物が六角堂。 法隆寺の夢殿みたいな形です。
(写真③) 六角堂のお食事処。 にしんそばやヨモギ餅がおいしい

いよいよ本日、竹人形文楽『越前竹人形』の本番です。

秋らしい日和の中、やわらかい風にふかれて、一滴文庫内のお食事処“六角堂”で今、出演者もお客さんも一緒のメニューのお昼をいただいてます。

の~んびり、な気分に包まれています。

あと1時間チョイで開演です。

腹拵えも出来たし、さぁ、戦(いくさ)の準備準備。

竹が織り成す“幽玄の世界”への誘いです。

ちり~ん♪
[PR]
by mop-okamura | 2007-10-13 12:46



岡村宏懇のブログ
by mop-okamura
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31