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いよいよカウントダウン
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いよいよ千秋楽に迫ってきた都をどりです。

昨日から、恒例の乾杯の儀式も始まって、芸・舞妓さんのひと組ひと組がフィナーレを迎えています。

 「長々と おおきに~」

という挨拶があちこちで飛び交ってます。

皆さんお疲れ様でした!

今年は、世の不景気はどこ吹く風? 祝祭日は言うに及ばず平日も超満員の大入りがつづき、<特大>大入り袋が全日程配布されるという新記録が樹立されました!
40年近く都をどりで働いてきたKさんも
「こんなこと初めてや!」とビックリ。

今日(楽日前日)はもう お祭りの終わりが近づき、芸舞妓さんのテンションもやや高めです。

7景に幻想的で厳粛なシーンがある。
小鷺に扮した芸妓さんが鼓の音にのって本舞台に躍り出るのですが
 先に出番を終えた同輩の芸妓さんが こっそり舞台袖に隠れてて
 小鷺が舞台に出る瞬間!いきなり!

  「ンゥゲャ~~」 (←たぶん小鷺の鳴き声のつもり)

…と鳴いて袂をバタバタ!

小鷺さんよりも

…舞台袖でスタンバイしてた黒子のオレらが、
討ち死にしました(笑)

もちろん小鷺役の芸妓さんの芸がそれで崩れるなんてことはありませんでしたが、
出番が終わってから(もぅ~!)と笑うてはりました。

あ、あと、ドライアイスで、雪絨毯のように舞台を白く敷き詰めるシーンがあるのですが、
 (この、ドライアイスを舞い上がらないように 常に地を這う
 ように溜め止どめるのがなかなか難しい。ある意味 腕の見せ
 所?なのですが…)
今日のラストステージ、
雪女郎役の芸妓さんから特別リクエストがあった。

  「これで最後やし、うちの姿が見えなくなるくらいドライア
   イス出しておくれやす」

  え!? いいんですか!

もう何の調整も要らないし、心ゆくまでジェット噴射 スタート!

…が、こういう時に限って、雪女郎の姿を消すどころか、めっちゃ良いカンジの雪絨毯になりました(笑)

そんなこんな光景を見ながら、あぁ公演も終わってゆくな~という気持ちを噛み締めています。

始まったばっかりの頃は相当ピリピリしてたもんなぁ。

本番でちょっと振り付けを間違えた舞妓さんが、先輩の芸妓さんにこっぴどく叱られて、控え室にも戻れず、廊下で独りシクシク泣いてた光景を思い出します。

見た目は華やかだが、やはり芸事は厳しい世界で、日々の御稽古の鍛練は相当なものなんだろうな~、と思う。

ステージごとに、順番に 芸舞妓さんたちのラストステージがつづいています。

その様子を垣間見ながら、
最後まで無事に舞台を務めてもらえるよう
我々の気も引き締まります。

少しでも納得のいくラストステージが迎えられますように。

そう願っています

祈っています
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by mop-okamura | 2009-04-29 22:22
スリリング
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6月に出演する舞台の稽古が、なかなかスリリングなのです。

3月末から始まったやや長めの〈読み稽古〉を経て、今 〈半立ち稽古〉の段階に入ってますが、
演技をするというより、動きながら とにかく!台本の解釈を深めていく稽古になっています。

気持ちの流れに乗ってとりあえず動いてみて 何が生まれるのかを確認する…という稽古ではなく、
先ず 台詞の一言一言の〈意図〉を精確に解釈し分析し、その裏付けをキチンととってから動く(実現してみる)稽古です。

本当に台詞の一言一言を明確に“意識化”させられるため、
登場人物の“うっかり”吐いた台詞なんじゃないの?…とか“なんとなく”つい出ちゃった台詞なのでは?…
 …なんてのは、台本上どこにも無くなってしまい、全ての台詞に“意味”が見つけられ“意識化”させられます。

極端に言うと、
〈やってみて分かる(やりながら発見してゆく)〉のではなく、
〈分かってから、やる〉的な、稽古ですねぇ。

なかなか面白い演出だな~と興味深々です(*^-')

〈半立ち稽古〉っていうより、まだ〈身体を使った読み稽古〉だな~ と思う。うん。 動きながら、台本の解釈を探る稽古です。

客演は、私と 関西芸術座のベテラン御二方。あとシャンソン歌手の方とか 他にもまだたくさんいらっしゃる

関芸のOさんと夫婦役なのですが、喋ってると、芝居の作り方の違いなんかが垣間見えたりして面白い。

私はできるだけ速攻で台詞を覚えてしまいたいクチなんだけど、
「台詞を早く覚えてしまってはいけない」やり方も面白いな と思った。
ま、Oさんのその意味するところは 突き詰めて言えば私と同じなんだけど、お互いに了解する共通言語が無いから、違った言い方になるんだけどね(*‘‐^)-☆

いろんな意味で、ほんとスリリングで興味深いです。

終電に乗るいつもの稽古帰り。
行きに乗り捨ててきたバイクを歌舞練場に取りに戻る道すがら、
夜の祇園の光景を眺める。
昼間の祇園の光景とはまたちょっとちがう しっとりした印象で、なんだか街の色彩も目に優しくて、ホッと癒されます。
時々、御座敷を終えて帰ってくる舞妓さん、芸妓さんを見掛けることがあります。

昼は都をどり、夜は御座敷。
芸妓さん、舞妓さん大変だな~って思う。

明日も、よろしくお願いしますm(_ _)m

そういえば今日で96ステ終わりました。
明日の4ステ目が、ちょうど100ステになります!

いや~長い長いと思ってたけど(ま、長いんだけど(笑))、いよいよあと一週間です。

今日ちょっと 5景目で舟裏にスタンバイしてる時、一瞬、意識が飛んだ瞬間があってハッ!とさせられた

ここまでくると、ある意味“修行”に近いです(笑)

〈出来てあたりまえ〉のことを、毎回確実に遂行!してゆく。しかも精度をあげて。

この〈毎回確実に!〉ってのが何よりも重大だと気付かされます

100ステ目を前にして、ふと、
黒子の仕事は精神修行に近いな~とも思う。シミジミそう思う。

明日も、〈出来てあたりまえ〉の事を油断なく!やってきます。
黒子頭巾越しに 黒い目を光らせて( ̄―+ ̄)
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by mop-okamura | 2009-04-24 21:28
厳島神社 vol.3 (追記)
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(写真1) 干潮時の大鳥居。
(写真2) なんと!自重で建っているのだそうです。
(写真3) 大鳥居方面から見た干潮時の厳島神社本殿・拝殿
(写真4) 厳島神社能舞台。日本で唯一の海に浮かぶ能舞台。
     干潮時だから この日は海水に浸ってませんでした。

日本三景のひとつで、世界遺産の宮島・厳島神社にて
舞台を務めて参りました~♪

非常に天気の良い小春日和で、あちこちに放し飼いの鹿が草を食んで のどか

磯の香りもそこはかとない能舞台。

 『「橋がかり」(←本舞台へ行くまでの通路)、めっちゃ長い
  で!』

 という話を聞いてたんで、どんなものだろう?と思ってたが、本番は気ィ張ってるし、私的にはアッ!と言う間の道のりでした。

海風が顔を撫でゆく舞台で 清々しい気持ちで本番を務めましたが、一ヶ所、台詞をトチってしまう(;_;)

自分の中に何処か緩み…というか、甘えがあった…と猛反省の本番になってしまいました。

厳島神社といえば、毛利元就と陶晴賢の合戦地。
敗将・陶の墓所が厳島神社対岸の廿十日市にあると後で知った。
いつか、訪れてみたい。
広島の書店で、毛利元就と明智光秀の去就をクローズアップした雑誌を見掛ける。あれ、買っとけば良かった(>_<)

…って、こっちでも売ってんのかな?

(4月17日)
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by mop-okamura | 2009-04-22 22:40
厳島神社 vol.2
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(写真1)  丘の千畳閣の床下から、八重桜越しに厳島神社を臨む
(写真2)  厳島神社の狛犬。九尾の尻尾で、どこかヌエっぽい!?
(写真3~) 至る所に放し飼いの鹿がいます。ちょっと人間に馴
      れ過ぎです(笑)
      「角のある雄鹿は危険なので近付いてはいけません」
      とあるが、そういえば雄鹿は全く見掛けなかったな~

本番前、皆で厳島神社宝物館を見に行く。
出演者はフリーパスなんで、黒紋付き姿でぞろぞろ徘徊。
こじんまりしたスペースで展示品もそれほど多くはないが、目玉はなんといっても国宝『平家納経』だろう。この日はレプリカの展示で本物にはお目にかかれなかったが、それよりも何よりも 皆の気をひいたのは、平家納経 展示棚真向かいの日本画『誘惑』だった

作者は忘れたが、目隠しされた着物着た日本女性が<日本>の象徴として描かれ(解説板より)、その手を取って導く外人男性が<悪魔?>で、上からは、天女?(悪魔?)が手招きしてる構図の絵だ。
明治時代に描かれたものらしい。

天女が、果たして天女なのか悪魔なのか?
タイトルが『誘惑』だし、その意味を巡って平家納経そっち退けで おしゃべり、おしゃべり。

おいおい(笑)
国宝・平家納経はどうなってん!(笑)

(4月17日)
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by mop-okamura | 2009-04-19 12:27
厳島神社①
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(写真1) フェリーの上から朝の厳島神社 大鳥居を眺める
(写真2) 引き潮だったんで、大鳥居の側まで砂浜が現れた
(写真3) 厳島神社本殿境内 真っ正面から、海上の大鳥居を臨む
(写真4) 大鳥居の近くまで人々が足を運び、眺め見入る
(写真5) 鹿も眺め見る(笑)
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by mop-okamura | 2009-04-17 23:34
満員御礼
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いや~、をどりも折り返し地点を通過しましたが、連日、満席のお客さんで、大入りが続いています!(写真)

昨年の2週連続“特大”の記録をあっさり追い抜いて、只今 記録更新中! どこまでつづく?いつまでつづく~?

世の不景気も何処吹く風。。。舞台には元気、活気の“気”が漲ってます。

けれども
とにかく一ヶ月休み無しの本番で、全く休みを取ることができないので、さすがに ちょっと疲れてきてた。。。f^_^;
疲れて緩んできた故の(?)自分のエピソードとかもあるんだけど、まぁ今が 一番しんどくてキビシイ時期どす
(いちばんしんどいのはモチロン、芸・舞妓さんですが)

短い休憩時間の、とりとめのないおしゃべりが唯一のリラックスタイム。
歌舞練場の回廊の一画が、舞台上手黒子チームの溜まり場なんだけど、目の前に仮設医務室がある。
前々から(なんだろう?)って見てたんだけど、最近、本番前にここに駆け込んで行く芸妓さんや地方さんの姿をよく見る。
そしたら黒子の先輩も 今日駆け込んで行って、注射一本うってもらって喜んで帰ってきた。

聞いてみると

ブドウ糖とアリナミン配合(?)の注射らしいんだけど、これが、びっくりするお値段なのだ。。

なんと一本、100円!!

安ッ(笑)!!!

市販のドリンク剤より安いやん (T▽T;)

注射うってもらった直後は、
口ん中にアリナミンの味が広がるらしい。

う~む。。。注射嫌いやしな、オレ…

んでも、一回くらい よっぽど疲れた時に、ものは試しにうってもらおっかな~σ(^◇^;)
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by mop-okamura | 2009-04-16 23:43
枝垂れ桜
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歌舞練場の近くに円山公園があって有名な枝垂れ桜がある。

 『あれ?これがそう(有名な枝垂れ桜)?…枯れてんじゃん。』

通りすがりの観光客から声があがる。

確かに。。。
年々、枝振りが小さく こじんまりしてきてるような気がする。
前はもっと噴水のようにいっぱい枝が枝垂れて、お椀を伏せたように桜が固まり咲いてたような。。。

それでも“桜の王者”の風格は、その太い幹に現れてて
そりゃもう立派で、堂々としたもんだ。

見てる間に

つるべおとしに陽が暮れて

東山から月が覗いてた
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by mop-okamura | 2009-04-10 19:03
ざわざわ
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(写真1) ソメイヨシノ (3月31日) まだ二分咲きくらいでした
(写真2) 同上 (4月6日) 一週間で満開に!
(写真3) 歌舞練場の桜
(写真4) 桜ごしに見る歌舞練場の瓦
(写真5) 黒子仲間のN。しっかり頼むぜ!

もうほんと、足早に春になっていってますね。

春風も ざわざわ 人込みも ざわざわ

なんか、落ち着かない、ざわざわしたカンジの今日この頃だ。

最近よく物が壊れて。。。

こないだ不注意でメガネをパリ~ンと割った。

絶対外れることのないよう、しっかりロックして付けてたぶんぶく茶釜の携帯ストラップが、いつの間にかフックが折れて…何処かにいってしまった。。。めっちゃがっかりや~
あれ、ただのぶんぶく茶釜じゃないねん。
『ぶんぶく茶釜』伝説発祥のお寺 茂林寺の特製ストラップやってん 。°・(>_<)・°。

ま。カタチあるモノはいつか無くなるってことだな。残念。

都をどりも順調に回数を重ね、大入りがつづいています。

ですが、今回(も?)
舞台袖中はかなりバタバタしてて、走り回ってます。
5景目で肩をちょっと捻ったのか(?) 一昨日から肩甲骨あたりの筋がズキズキ痛んで 寝返りがうてない(>_<)
そんなに不自然な体勢でスタンバイしてるわけじゃないのにな~。
まだ6日目なのにプチ負傷かよ。あかんやん。

黒子仲間と喋ってる休憩時間が、唯一のリラックスタイム
だが、あらためて思うんだけど、“色彩”無いよなぁ~俺たち(笑)

黒子がたむろしてる一画は、ほんと真っ黒に見える。
まるで影法師です。

本番が始まると影法師達の俊敏な技が冴え渡ります。

黒装束に身を固め、暗がりに息を潜めた黒子達が、暗転をきっかけにざわざわっ!と舞台に散って秒速で仕事をこなし、ライトが点く瞬間、ぱぁっ!と舞台表から霧消する様は、まるで一陣の風のよう

今日も、をどりの景と景をつなぐ暗がり(暗転)を吹く風になってまいりました~。

 ざわざわ~♪

   ぴゅう~♪  (風の音)
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by mop-okamura | 2009-04-07 00:29
よぉ~いやぁ~さぁ~♪
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地方さんの『都をどりはァァ~♪』の呼び込みに

『よぉ~いやァァさぁ~♪』

と華やかに声を揃え、
花団扇をかざした芸舞妓さん達が、ズラリと花道に登場してきます。

いよいよ本年の都をどりの開幕です!

京都新聞に出てましたが、今年の都をどりで初舞台を踏む舞妓さんは9人。いきなりめっちゃ多いです。

そして、その陰で、引退してゆく芸妓さんもおられるのですが、
去年、ひそかに注目してた 舞のめちゃくちゃ上手い(←我らのような素人目にもハッキリそれとわかるくらい)、も~ほんと寸分隙の無い舞を披露して(この人誰やねん?)と瞠目させられた“ライオン姐さん”の姿が今年は見えず、ちょっと淋しいカンジ。

「総をどり」で皆が同じ振りの躍りをすると、芸の進み具合(?)が現れるなぁ~

どこの世界でも見られる ちょっとした代替わりです。

でも、そんな変化に気付くくらい私も舞台袖にいるってことか?…と、ちょっとビックリ(笑)もします。

30日だっけ?
こないだここにちょっと書いた2景から3景への、一瞬の場面転換!
観客席からどよめきの声が上がってました。

裏にいて、お客様のその反応を聞いて、
ちょっと嬉しくなんだか得意な気分でした(`∀´)

全120ステの内の4ステが無事に終わりました!

気を緩めず、厳しく舞台に臨んでいかなきゃな…と、黒子の黒帯びを引き締める私の〔都をどり〕初日でした。
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by mop-okamura | 2009-04-01 23:58



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