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都の春
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今年も、“都の春”が終わってゆくなぁ。。。

感慨というか、なんて言うんだろね、こういうの

終わりを寂しむ中で、
終わりたくない気持ちと もう終わってほしいような気持ちが綯い交ぜ。

ひとつひとつの自分の役割を、今でこそ平然とやってのけているが、
これも当初は怒られ叱られながら覚えたものだ。
ひとつひとつに思い出が宿っている。


今日も4回目のステージの7景で、(じ〜ん (ρ_;))とくる光景に出会いました。

ベテランの立ち方(芸妓)さんの踊りの終わり頃に、
舞台袖に本日出演の全ての芸・舞妓さんがガヤガヤ集まってきました。
黒子衆もちょっとびっくりして(…何事?)と思って見ていると、
皆さん、舞台上の芸妓さんに注目。

その芸妓さんのシーンが終わるや否や、舞台袖から割れんばかりの一斉の拍手が沸き起こった。

舞台転換のためスタンバイしてた黒子の我等も、ちょっとびっくり!しました。

 (もしかしたら、今年で引退する芸妓さんのラストステ
  ージやったんじゃないか?)

ベテラン黒子のKさんがボソッとそう呟く。

(そうかもしれない)

そう思う。


このひと月、ずーっとやってきた同じことのひとつひとつに、ついに〈ラスト〉が近づいてきました。

私も明日の千秋楽を、どんな気持ちで迎えるんだろう?

寂しさもあり、楽しみもあり。。。


なんだかそんな心境の〔今〕です

(⌒〜⌒)
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by mop-okamura | 2011-04-29 23:59
似てる!?
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『都〇ドリ』も、いよいよ残り8ステです。

黒子衆は終盤の盛り上がり(?)の中、皆どこかナチュラル・ハイです。

私も落ち着いてるつもりなのですが、どこかハイです
o(`▽´)o

いろんなエピソードも終局に向けて完成を急いでるかのよう。。。

舞妓さんたちが、最後の舞台へ出ていく直前、舞台袖で円陣を組んで心の中で(おう!)と威勢をあげてました。
そんな光景を見てもなんだかウルッときてしまいます(ρ_;)

涙もろくなったかな…オレ

黒子の新人のF君。
彼の顔とそっくりの舞妓さんがいらっしゃって、前々から黒子連中の間で(似てるな〜似てる!)と話題になってたんだけど、
そしたら舞妓さんの方でも、彼女に似た黒子さんが居ると話題になってたようで(笑)、
今日、二人のツーショット写真が実現しましたo(^-^)o

こんなのも、祭りの終わりのハイテンションのなせるイベントですね!
異例なことですよ。

聞けば、二人の親だったか祖父だったかが同じ出身地だと判明。

どっかでつながってんのちゃう?

遠い親戚とか?(^-^)

話題はつきないです(笑)

それにしても、背丈も笑顔も ほんとよく似てるわ〜!

なんだか ほっこり 楽しいエピソードです♪
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by mop-okamura | 2011-04-28 22:22
鳴らずの笛!?
プロとして参入した以上、素養として最低限身につけとかなきゃいけないもののひとつに〔笛〕がある。

これからは、能舞台での演技だけじゃなく、舞も舞えなくちゃならないし…たいへんだ(^。^;)。

とにかく、お囃子に合わせて足拍子を踏むも、
古典リズムが身に染みついてないと拍子は踏めない。

で、笛である。

笛を鍛錬することで古典リズムの素養を叩きこむのだ。

笛といっても「能管」と呼ばれる漆黒の横笛である。
牛若丸が吹いてるアレですね。

笛の先生宅へ呼ばれたんで、行ってみたら、驚いた。

し…敷居が高い

鹿威しが(かこ〜ん)と聞こえてくるようなお座敷で、着物・袴の先生と向かいあって1対1だ。

私の2メートル向こうに先生が端座してこちらを睥睨している。

張りつめる空気。。。

『それでは。やってみなさい。』

 (初回で笛を鳴らすことはたぶん無理)

前もってそう言われてたんで、心ん中で(難しいんだろな…)と気構えては来たんだけど、
(一応バリトンサックスの音とかはすぐ出せたしな…)と、口下につけて意気込んで息を吹き込む…

 。。。。。

(あれ…?)

も一度、やってみる

 。。。。。。。。

(あれれ…?)

で・な・い (>_<)


何回もやってみるが、力めば力むほど…でない

焦る 焦る 汗る (≧ヘ≦)

先生の言われた通り、何度も繰り返す

先生と私の間に音の無い時間が、延々と流れる。。。

 (私も、初回で音を鳴らせないクチか…)

そう思いかけた瞬間!

 ヒョロロロ〜♪

   ヒョロロロロロロ〜〜♪

なんか出た(笑)


初回の稽古はここまででした。

めちゃくちゃ厳しい!と専ら評判の先生だ。
今後、きっと怒鳴られたりバチを投げられたりするんだろ〜な、と、気を引き締めつつ、
今はまだ穏やかな、目の前の先生の御尊顔を拝し奉り、先生宅を辞してきました。

ほっ…として

ふぅ〜 (^。^;)


お! (もしや!?) この息か!?

 《 ぴ〜ひゃらら〜 ぴ〜〜♪ 》


(^◇^)┛
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by mop-okamura | 2011-04-27 19:51
先んじたfinal
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日々はどんどん過ぎて、いよいよ『都〇ドリ』も佳境に入って参りました。

渦中にいる時は長い長いと思っていても、振り返ればいつもアッ!という間です。

今日で、我々の黒子チームリーダーであるTさんが都〇ドリの本番付きを終えられました。

稽古から数えればもう1ヶ月です。

最初の頃は怒られてばかりで胃が痛みましたが、だんだん人柄が分かってくると、“恐れ”は“信頼”に変わっていきました。
たぶん怒られてばかりだった私とNが、黒子ん中でも一番可愛いがってもらった気がします。
休憩中はいつも、私とNがTさんにいじられ、そして私とNがTさんをいじり返し、笑い声が絶えませんでした(^-^)

それにしても、Tさんにはいっぱいあだ名をつけて貰ったな(笑)。
「スタスタくん」とか「プラチックマン」とか「ナゴヤ・ジョウ」…とか。あんまり深い意味とかないよ(⌒〜⌒)
その場のノリです。

 例えば、「スタスタくん」なんて私が雪駄で高速でスタ
 スタ歩くからだし
  ε=ε=┏( ・_・)┛
 「プラチックマン」は、顔がプラスチックみたいに(のぺ
  〜)としてるから。
書いてみて、あらためてしょ〜もな(^。^;)と思う(笑)。
 「ナゴヤ・ジョウ」に至っては既に〔人〕じゃないし…建
  物じゃん(T_T)

本日のラスト公演は、辛口のTさんに(よ〜やった!)と言わせたいと、いつも以上に気を張りました。

ラストの芸・舞妓さんの総踊りがもう終わろうかという頃、
舞台袖のTさんに駆け寄ってお礼を言う。

ほんとうにほんとうにお世話になりました。

私たちはまだあと5日残ってますが、一足先にアップしたTさんに
心からお礼を言いたい

ほんとうにお疲れ様でした!

残りのステージ、Tさんが居なくても、きっちりやり遂げます!

軍曹、ありがとうございました!!


(4月25日)
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by mop-okamura | 2011-04-26 10:44
なつかしの宮島 vol.4 〜大鳥居に大接近〜
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宮島で一番おいしいと言う評判の、能楽師御用達(?)の『もみじまんじゅう』を若先生に教えてもらって、一緒に買いに出たら なんと既にソールドアウト!!

へ〜!すごい(@_@)

後日送ってくださるという御言葉に甘えて、店先で主人と団欒。

「…じゃけんね」という広島弁がポンポン出てきて、聞いてて楽しい(⌒〜⌒)

あ〜 広島だなぁってカンジが高まりましたね♪

帰る頃には厳島神社の大鳥居は完全な地続きになってました。

せっかくなんで真下まで行って眺めてきました。

遠目に見ると真っ直ぐに見えた大柱が、実はぐにゃぐにゃだったりして、ビックリ(@_@)
(写真③)

大鳥居に掲げられてる扁額も、よく見れば
海側に『厳島神社』、本殿側に『伊都岐島神社』とあって、読みは同じだが字が違ってました(写真⑤)。

水面下に水没する鳥居の根元には小さな貝がびっしり付着してるんだけど、
お金(銭)もびっしり付着しててこれまたビックリ!
(写真④)

辺りにも小銭がいっぱい四散!

お賽銭なんだろうね、きっと。

ふと見ると、
貝殻の上あたりに「日本ガンバレ」の落書きが。。。!

重要文化財の大鳥居に落書きは許されないが、
満潮時には水没する辺りに書かれたその落書きを見て、ちょっとハッとさせられた。


(日本ガンバレ)


…柱に刻みつけられた文字が、私の心にも刻みつけられた。


(おしまい)
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by mop-okamura | 2011-04-24 22:11
なつかしの宮島 vol.3
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宮島のシンボルとも言うべき厳島神社の朱塗りの大鳥居。

満潮の時は海中に浮かんだように見え、
干潮になると砂浜に立ち、とても雄大!

自身の重さのみで海中に建ってるんだそうです(@_@)

潮が引くと、少しずつ皆さん、ぞろぞろと砂浜に降りて来てそぞろ歩き。

さっきまで水没してた所に今居ることが、なんとなく不思議で
皆、大鳥居を見上げてみたり四方を眺めてみたり。。。

私もその一人(⌒〜⌒)
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by mop-okamura | 2011-04-24 21:57
なつかしの宮島 vol.2 〜満潮/干潮フォト〜
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厳島神社の満潮と干潮の写真です♪

2番目の写真は、重要文化財に指定されている海中の能舞台です。
私の出番の午後になると写真④のように干上がって地続きになりました。

時々、宮島の鹿が舞台の横でのどかに草を食んでたりします♪
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by mop-okamura | 2011-04-24 21:53
なつかしの宮島 vol.1
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都をどりもいよいよカウントダウン。

いろんなことがハッキリして、楽になれたりがっかり(?)だったりもするけど、泣いても笑ってもあと一週間、残り28ステージです。自分なりの“完走”をめざして走ります。

…と、書いて、都をどりのことを…と思ったら、前の記事が(つづき)のままで止まってる(笑)

…あれれ!? 忘れてた(^。^;)

宮島っていったいいつの話しやねん!?…ってカンジですが、大急ぎで(つづき)を書かなきゃ。

日常のスピードにブログがぜんぜん追いついてないです(^。^;)

。。。で、宮島です。

宮島の厳島神社の能舞台は、日本で唯一の海に浮かぶ能舞台です(写真④)。
今年は、朝、満潮だったんで、
着くなりその海上の姿を見ることができました♪
(私の出番の午後は、干潮で、水は干上がってありませんでした。。。)

普通の能舞台は舞台の下に大瓶が埋められてて、足拍子の反響音を広げる効果があるんだけど、
この厳島神社の能舞台は海の上だから瓶を埋められない…、
それでその代わりに舞台を一枚ものの檜材で作って、足拍子を高く鳴らしめてます。面白い工夫です。

でも実際に狂言足袋で摺り足で橋がかりを歩くと、
積年の風雨に洗われた床面はガサガサしてて、するする〜と滑らかに足を運ぶことがなかなか難しい。。。

おまけに、客席が海を挟んだ向こう側だから、結構お客さんが遠い。
それに野外だし、海が声を吸うから、声の通りはいつもとは勝手がちがう。
当日は私、風邪ひいてて(そうそう!風邪ひいてたんでした)、声の調子を心配したけど、
舞台に出て第一声を放った時、(お、イケる)と思ったんで、ちょっと安心して後は楽しんで演りました。

細かい不注意はあったが、モノガタリの運びはまぁまぁだったんじゃないかな(?)と思う。

お客さんがちゃんと耳傾けて我等を見てくださってる空気を舞台の上で感じてました。

舞台を降りると、厳島神社からお墨付きをいただきました。
国宝神社からの一筆です(写真⑤)、
ある意味、これは家宝ですね(⌒〜⌒)

舞台を降りると、
瀬戸内の夕景が素晴らしかった!

干潮で今や地続きとなった大鳥居の見事なシルエットが浮かびあがってて、
“神の島”に居る実感が否が応にも盛り上がりました♪


(つづく…)
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by mop-okamura | 2011-04-23 06:14
あきの…じゃなくて春の宮島 ②
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(写真①) 厳島神社に下船したら、朝イチでバンビのお出迎え。
(写真②) ちょっぴり眠たそうですね
(写真③) 近くで見るとマツゲ長っ!
(写真④) 「これこれ、それは私の朝ご飯です(^。^;)。クロ
     ワッサンをひとつあげましょう。」
(写真⑤) 「…%#&*§(←鹿語で『ごちそうさま』)」

奈良公演でも見たけど、厳島神社にも鹿がいっぱいいます。
公衆トイレには鹿進入防止のための柵が設けられてたりします。

かわいいです♪

宮島桟橋から海岸沿いをぐるりと10分も歩けばもう厳島神社です。っていうか、ずっとここら辺は社殿につながる参道なのかな!? 石灯籠が並んでます。

厳島神社の山岳や入り組んだ海岸線を眺めてると、毛利元就と陶晴方の〔厳島の合戦〕に思いが至ります。
特に奇襲に負けてなすすべもなく退き、厳島の山中のどこかで自刃した敗将・陶晴方に対する慰霊の念が湧き上がってきます。

その陶軍の本陣が置かれた塔之岡に、千畳閣があります。
今年は上がってきました。
桜がのこる丘に、で〜んと古色蒼然たる巨大建造物があって圧巻です。

(つづく)


(3月17日)
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by mop-okamura | 2011-04-18 23:57
あきの…じゃなく春の宮島
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今、安芸の宮島・厳島神社に来ております。

ここんところの寒暖の激しさが応えたのか、一昨日からちょっと風邪っぴき(T_T)。あぁ。。。

調子悪いんだけど、声が出なかったらどうしよう?

一昨年来た時は干潮の厳島神社だったけど、今日は満潮でひたひたと鳥居も本殿も浸ってます。
日本三景のひとつだそうですね、厳島神社。
名前の由来は「いつくしま」→神をいつきまつる島 に由来しているらしく、島そのものが神様です。

ここで、年に一度、西日本の能楽師が集まって神能が奉納されます。
私も狂言師として出演です。

プロとして皆が納得できる舞台を務めあげなきゃなんないプレッシャーはあるけど、
この厳島神社の能楽はまだわりと自由な空気なので、自分の技芸を強気で試しに行っても許されそう(…たぶん)。

なので、楽しんで舞台を務めてきます♪(⌒〜⌒)

だけど…調子わるいなぁ、熱気があるのかなぁ。悪寒がする…


(つづく)
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by mop-okamura | 2011-04-17 18:50



岡村宏懇のブログ
by mop-okamura